略歴と研究内容 | 東京大学医科学研究所教授.ヒトゲノム解析センターDNA情報解析分野を1996年より担当.2009年よりシークエンスデータ情報処理分野も併せて担当.1977年九州大学理学部数学科卒業,1979年同大学大学院理学研究科修士課程数学専攻修了.1979年九州大学理学部附属基礎情報学研究施設助手,1981年数学科助手.1985年-1987年西ドイツ・Alexander von Humboldt Research Fellow,1987年西ドイツPaderborn大学情報科学科助手,1987年九州大学理学部附属基礎情報学研究施設助教授,1993年同教授を経て,1996年より現職.1954年12月生. 生命をシステムとして理解し,それを創薬や治療へとつなげていくための計算戦略の構築が研究テーマ.ベイジアンネットワークや状態空間モデルなどを基にして,遺伝子ネットワークのモデル化・推定・解析及びそれを用いて薬剤標的遺伝子の探索や病気や薬剤応答に関する遺伝子ネットワーク探索の研究を行っている.また,遺伝子制御情報やシグナル伝達などの生命システムに関する知識やデータを整理してシミュレーション可能なモデルを作るためのソフトウェアツールツールCell IllustratorⓇの開発や,観測データとシミュレーションモデルを融合する生命システムデータ同化技術の研究など,生命システムのモデル化とシミュレーションの研究を行っている. |